「エホバの証人」を耳にしたことがありますでしょうか?
よく町並みにある看板等で一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
「エホバの証人」の元2世、3世らが「子どもたちの権利や命が信教の自由のもとで奪われてきた。」と会見し、様々な話題を呼んでいるそうです。
今回は、エホバの証人の禁止事項についてまとめてみました。
エホバの証人とは

エホバの証人(Jehovah’s Witnesses)とは、1870年代に発足されたキリスト教風の新興宗教だそうです。
エホバの証人の「エホバ」とは、旧約聖書に記された神の名前とされている「ヤハウェ」を英訳したものだそうですが、日本語では「神様の証人」という意味をもつそう。
エホバの証人は、国内にとどまらず世界中の国籍や人種・性別問わずいるようです。
ですが、全ての人に共通する教えがあるようで・・
全てのものを創造してきた聖書の神「エホバ」を賛美、クリスチャンとしてイエスキリストに倣い励む。
イエスが教え,使徒たちが実践したキリスト教の型に固く従うよう努力する。
現在、日本にいる「エホバの証人」は、およそ21万4359人いるそうです。(公式ホームページ参照)
よって、およそ600人に1人は「エホバの証人」に属していることがわかります。
エホバの証人「禁止事項」

エホバの証人の禁止事項にはこのようなものがあります。
・食事制限
・学校
・仕事
・医療
・行事や娯楽
・恋愛や結婚
①食事制限
エホバの証人は「血を避けるように」との教えがあるそうです。
その為、お肉のレバーに含まれた血液や血を固めて作られるソーセージはいっさい禁止となっているようです。
しかし、微量の血が付く程度の血抜きされているお肉であれば大丈夫とされています。
②学校

エホバの証人が学びの場所とされ、幼稚園には入園せず幼少期からの教えが必須とされているようです。
その為、義務教育以外の大学や大学院に行くことが禁止されている為、「学校へ行くことに対して意味がない」という教えがあるそうです。
さらに、義務教育期間中も禁止事項が多く存在しています。
部活動、スポーツ、武道、格闘技、運動会、体育祭の騎馬戦、校歌斉唱、生徒会活動、学級委員、激発表会、ヘアカラー、パーマ、肌の露出、ミニスカート、男子長髪、胸元ボタンを開ける、ボディピアス、ダンス、音楽、芸能人やアイドルを崇拝すること etc
③仕事

エホバの証人は、勤務の仕方や職種についての禁止事項も多くあるようです。
女性が会社で役職に就く、正社員、警察官、水商売、レーサー、自衛官、武器や戦闘機製造会社、ヨガ、太極拳、フラダンス、格闘技系のフィットネス、ベリーダンス
先述の通り肌の露出を禁止している為、フラダンスやベリーダンス、ヨガが禁止とされていることは納得ですよね。
④医療
エホバの聖書には「血を避けるように」とあるため、献血や輸血はしてはいけないとされています。
こちらは知っている方が多いのではないでしょうか?
神は血=命を表していて、命を与えて下さったという神に対する敬意を払うことからきているようです。
この「輸血禁止」については、過去にも死亡例があったり疑問視されている声もあるようです。

⑤行事・娯楽
一般的に行事とされているものが全て禁止されているようです。
新年会、忘年会、クリスマス、ハロウィン、節分、桃の節句、端午の節句、七夕、盆踊り、誕生日、母の日、父の日、バレンタイン、成人式、賭けごと、ゲーム、タバコ
⑥恋愛・結婚

恋愛や異性との交流についても多く禁止事項があるようです。
異性と2人でカラオケ、異性との婚前デート、エホバ証人以外の人と親しくなる、婚前交渉、エホバ証人以外の人との結婚、同性愛、不倫、離婚
その為、特に結婚については、自身の感情などよりも周囲より口だしされることが一般的だそうです。
エホバの証人「むち打ち・体罰」児童虐待の事実

これまで見てきた禁止事項に加え、さらに「児童虐待」についての問題も重要視されているようです。
「むち打ち」については、生まれた直後や3歳前後からはじまるそうで、洗礼を受ける12〜15歳ごろまでは少なくとも続くとされていることが明らかにされています。
先輩信者や幹部による実技指導などもあったことから、長年にわたって行われてきたことも浮き彫りにされているようです。
その為、今でもそのトラウマなどから精神的苦痛などの後遺症に苦しめられる人が多くいるようです・・
世間の声



まとめ
まだまだ、禁止とされている事項が他にも数多くあるそうです。
宗教ではあるものの、自身で「選択する自由」を与えるべきだと感じます。