ワールドカップバレーでパリオリンピック出場の切符を獲得したバレーボール男子日本代表の主将、石川祐希選手。
日本バレーボール界史上最高の逸材と言われ、日本だけはなく世界でも実力を評価されています。
そんな石川祐希選手は、高校時代から注目されており、2年連続3冠を達成の偉業も成し遂げています。
この記事では、石川祐希選手の学歴、バレーボールの成績について調査しました。
石川祐希の学歴

石川祐希選手の学歴は以下の通りです。
- 岡崎市立矢作南小学校
- 岡崎市立矢作中学校
- 星城高等学校
- 中央大学法学部政治学科
それでは詳しく見ていきましょう。
石川祐希の小学校時代(矢作南小学校)

石川祐希選手の小学生時代は、愛知県にある岡崎市立矢作南小学校に通っていました。

石川祐希選手が岡崎市立矢作南小学校に入学した2002年は、サッカーのワールドカップが開催された年で、日本中がサッカーで盛り上がっていました。
その為、石川祐希選手も最初はサッカーに興味を持ったそうです。
しかし、地元にサッカークラブがなかったので断念し、小学3年生の時に野球を始めました。
野球少年だった石川祐希選手は、1歳上のお姉さんがきっかけでバレーボールを始めたと言われています。
石川祐希選手が小学4年生の時、姉のバレーボールを見学し参加したことをきっかけに始めたそうですよ!
岡崎市を含む三河地区はバレーボールが盛んな地域と言われており、石川祐希選手が所属していたクラブも全国でも有数の強豪チームでした。
高学年でもベンチ入りが難しいほどですが、石川祐希選手は1年目からベンチ入りし、小学6年生との時には全国大会でベスト8になったそうです。
卒業生
- 杉浦正健さん(元衆議院議員)
- 本多光太郎さん(物理学者)
石川祐希の中学校時代(矢作中学校)

石川祐希選手は、バレーの強豪校である岡崎市立矢作中学校に進学しました。

バレー部に入部しましたが、石川祐希選手の当時の身長は160㎝と小柄でした。

身長が小さい為、スパイクが思うように決めらない日々が続き、初めての挫折を味わったそうです。
身長の低さをカバーするために、スパイクのコースを打ち分ける練習をしたり、スパイクフォームの修正、レシーブ能力の向上など技術を磨いていったとのこと。
中学2年生で170㎝、中学3年生で180㎝とグングン身長が伸び、チームのエースとして活躍しました。
中学3年生の時に全国大会で3位という成績を残しました。
また、愛知県選抜に選出され、キャプテンとして全国都道府県対抗中学バレーボール大会に出場し、決勝で東京選抜に惜しくも敗れ、準優勝となりましたが、大会の優秀選手に選ばれました。
中学3年生の時に肉離れを起こし、高校2年生まで痛くなる時があったそうです。
卒業生
- 岡村孝子さん(シンガーソングライター)
- 本多光太郎さん(物理学者)
- 杉浦正健さん(元衆議院議員)
石川祐希の高校時代(星城高等学校)

石川祐希選手は、バレーボールのスポーツ推薦で星城高等学校のアスリート特進コースに進学されました。

星城高校は1963年に開校した私立高校で、部活動が盛んな学校です。
特に男子バレーボール部・レスリング部・ソフトボール部・空手部・剣道部・ゴルフ部は全国大会の常連の強豪校です。
星城高校は以下の4つのコースがあります。
- 仰星コース
- 特進コース
- アスリート特進コース
- 明徳コース
石川祐希選手が在籍したアスリート特進コースは、世界で活躍するアスリートを目指し文武両道の実現を目標としたコースです。
卒業生
- 齊藤アリス(モデル)
- 馬渕智子(ソフトボール選手)
- 鮎川義文(元プロ野球選手) など
バレー部の活動

星城高校のバレー部の練習メニューは、監督が大筋を考えて生徒に伝えるが、選手が必要と感じる練習を上げれば取り入れるという選手の自主性を重んじるのが特徴です。
ボール練習前に行う「30分間走」というメニューも距離や速度も選手がそれぞれ自分で考えて行う練習です。
サボろうと思えばサボれるそうで、中には甘い選手もいたとか。
また、髪形やTシャツも自由で、他校からは「星城は楽しそうだと思われていた」そうです。
石川祐希選手は高校時代のことを以下のように振り返っていました。

「『自由にやっていいよ』という30分走もきっちり追い込んでいたし、どのチームより練習してきた自負もあります。バレーボールのために取り組む時間はしっかり集中して、オフのときは切り替える。高校時代はバレーボールも人間的にも成長できた3年間だったと思います」
引用元:https://4years.asahi.com/article/13209259
高校時代は「考える」バレーボールの基礎となり、自らを成長させる時間だったと語っていました。
バレーボールの成績


石川祐希選手は、高校2年生からエースとして、高校3年生からはキャプテンとしてチームを引っ張りました。
高校2年生時に高校バレーの3大大会で優勝し、3冠を達成されました。
- 全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)
- 全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ)
- 国民体育大会バレーボール競技(国体)
また、個人としても以下の賞を受賞しています。
- 春高バレー:最優秀選手
- インターハイ:ベスト6・優秀選手
全日本ユース代表にも選ばれ、アジアユース選手権で銅メダルを獲得、ベストスコアラーに輝きました。
石川祐希選手は高校3年生でも3大大会で3冠を達成し、2年連続3冠という史上初の快挙を成し遂げました。
個人としても以下の賞を受賞しています。
- 春高バレー:最優秀選手
- インターハイ:ベスト6・優秀選手
この年代の星城は「奇跡のチーム」と呼ばれており、石川祐希選手が高校2年生からの2年間で公式戦99連勝という大記録もあります。
高校時代の石川祐希選手の動画がありました。
当時のチームメイトにはVリーガーになった選手が5人もいました。
- 中根聡太(ジェイテクトSTING・2020年引退)
- 山﨑貴矢(堺ブレイザーズ・2022年引退)
- 神谷雄飛(ウルフドッグス名古屋・2022年引退)
- 武智洸史(JTサンダーズ広島)
- 川口太一(元ウルフドッグス名古屋・2022年引退)
中学3年生の時の愛知県選抜として全国都道府県対抗中学バレーボール大会に出場し、惜しくも決勝で敗れ準優勝となりました。
その時の選抜メンバーの仲間と「高校で日本一になろう」と共に星城高校に進学しました。
石川祐希選手たちは、見事に目標を達成したんですね。
石川祐希の大学時代(中央大学)


石川祐希選手はバレーのスポーツ推薦で中央大学の法学部政治学科に進学されました。


大学バレー


石川祐希選手は、大学1年生の開幕からスタメンとして活躍しました。
関東大学春季リーグで完全優勝、関東大学秋季リーグ、全日本バレーボール男子大学選手権(全日本インカレ)で優勝し、3冠を達成しました。
個人としてもサーブ賞、新人賞、会長特別賞など受賞されました。
大学3年生まで、全日本バレーボール男子大学選手権で3連覇を達成した石川祐希選手。
大学4年生ではキャプテンに就任し、4連覇を目指しましたが、惜しくも第3位に終わりました。
インタビューでは、「チームのために勝ちたかった」と涙する場面も。


日本代表デビュー


石川祐希選手は、大学1年生の2014年に史上最年少でバレーボール男子の日本代表入りを果たします。
韓国で行われたアジア大会で、3試合連続2桁得点を挙げ、チームの準優勝に貢献しました。
また、東京オリンピックの強化指定選手として「Team CORE」のメンバーにも選ばれました。
2015年には、未来の期待の男子バレーボール界を担うホープ4人でユニット「NEXT4」が結成されました。


メンバー
- 柳田将洋
- 石川祐希
- 高橋健太郎
- 山内昌大
「日本代表のリーダーになってほしい」「中心選手になるという責任感を持ってほしい」という願いが込められているそうです。
当時メディアでもかなり取り上げられていましたね。
また、石川祐希選手は2021年4月から日本代表の主将に就任されました。
海外挑戦


大学1年生の時にイタリア・セリエAの強豪であるモデナからのオファーを受け、3か月間プレーしました。
イタリア1部リーグでプレーするのは、日本の大学生として初めてのことでした。
石川祐希選手は、オファーを受けた理由をインタビューで以下のように語っていました。



それまでもU18日本代表など、アンダーカテゴリーで海外へ行ったことはありました。だから世界の強豪と言われるチームからオファーをいただいたときは、単純に『やってみたいな』と。せっかくそんな話があるなら断る理由はないし、とにかく最初は『海外のクラブってどんなところだろう』という興味、好奇心だけで選択して、『行きます』と即答しました。
引用元:https://4years.asahi.com/article/13209251
試合には出番がなかったものの海外でプレーすることに魅力を感じるようになり、「いつかは自分もあんな風に各国の代表選手が集まるような場所でプレーしたい」と思うように。
大学3年生の時に再び、イタリア・セリエAのラティーナと契約しイタリアへ渡りました。
大学卒業後は、プロとしてイタリアのチームでプレーを続けています。
まとめ
今回は石川祐希選手の学歴、バレーボールの成績について調査しました。
小学生時代から全国大会に出場し、高校時代は公式戦99連勝という偉業も成し遂げていましたね。
パリオリンピックでのメダルの獲得も期待されている中で、石川祐希選手がエースとして引っ張っていく姿が楽しみです!
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